アレルギー
近年、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症などのアレルギー疾患が非常に増えています。アレルギー反応とは、ある物質に対する「有効に働かない免疫反応」といえます。
アレルギー疾患の場合、治療ももちろんですが、まず原因となる物質(アレルゲン)を遠ざける事が重要になります。病院での治療に加え、日々の生活指導も含めて初めて効果がでるのです。当院では、原因物質を調べるため、血液検査によるアレルゲンの特定なども行っております。
アレルギー疾患の場合、治療ももちろんですが、まず原因となる物質(アレルゲン)を遠ざける事が重要になります。病院での治療に加え、日々の生活指導も含めて初めて効果がでるのです。当院では、原因物質を調べるため、血液検査によるアレルゲンの特定なども行っております。
また、当院では2019年からスギとダニに対するアレルゲン免疫療法(舌下療法)を開始しました。根本的な体質改善が期待できる治療となっています。また、お子様でも治療できる場合があります。ご希望の方はご気軽にご相談ください。
「軽微」「軽症」「中等症」「重症」と、段階を踏んで徐々に悪化していく特徴が、アレルギー性皮膚炎の症状にあることが分かっています。
アレルギーが起きる原因は多種多様であるため、症状の程度や感じ方も異なることから、軽度な痒みは掻くことによって我慢しているうちに、症状を悪化させてしまうケースも珍しくありません。
アレルギーが起きる原因は多種多様であるため、症状の程度や感じ方も異なることから、軽度な痒みは掻くことによって我慢しているうちに、症状を悪化させてしまうケースも珍しくありません。
主な疾患
花粉症 | 花粉症は花粉が原因でおこるアレルギー性炎症です。主なものは、鼻炎や結膜炎ですが、その他のどの違和感や皮膚炎などが出る場合があります。 当院ではスギに対するアレルゲン免疫療法(舌下療法)を開始しました。根本的な体質改善が期待できる治療となっています。 |
アトピー性皮膚炎 | アトピー性皮膚炎とは、良くなったり悪くなったりを繰り返すかゆみのある湿疹が起きる病気です。発症機序は十分には解明させていませんが、病因の1つとして、免疫学的な要因があげ得られます。また、外的刺激も要因の一つです。 詳細はかゆみのページのアトピー性皮膚炎の項をご参照ください。 |
接触皮膚炎 | 接触皮膚炎(かぶれ)はIV型アレルギーと言われる遅発型過敏反応です。 疑われる物質を持参いただければ、パッチ検査を実施することが可能です。(ただし物質の性質により、安全性が保てないものに関しては検査をお断りすることもありますでご了承ください。) まずは当院までご連絡ください。 |
金属アレルギー | わが国の接触皮膚炎の原因として頻度が高いものに、歯科金属やアクセサリーの金属によるアレルギーが挙げられます。 当院では金属パッチテストを行っています。パッチテストは約20種類の金属を皮膚に貼ることで、原因物質を特定します。 詳しくは当院までご連絡ください。 |
蕁麻疹 | アレルギーによる蕁麻疹は全体の約30%と少数ですが、原因を除去することで蕁麻疹の改善が期待できます。食物や吸入物(ホコリ、花粉など)、薬剤などが原因に挙げられます。まずは原因となっている物質の特定が大切です。 詳細はかゆみのページの蕁麻疹の項をご参照ください。 |
食物アレルギー | 卵や牛乳、小麦、そば、甲殻類などといった食物に対するアレルギー反応です。じんましんなどの皮膚症状以外にも、消化器症状(悪心、嘔吐、下痢など)や呼吸器症状(喘息、呼吸苦など)、アナフィラキシーショックなどがあります。生後5か月以降に行う特異的IgE検査(血液検査)が診断の補助になります。 食物アレルギーは主に1型のアレルギーが関与し、特定の食物を食べることで特異的IgEが産生され、発症します(クラス1食物アレルギー)。 その他、経腸感作以外の経路によって感作され、様々な食べ物に対して交差反応を示す、特殊な食物アレルギーもあります(クラス2食物アレルギー)。代表として、口腔アレルギー症候群(OAS)などがあります。 |